着物の仕立て屋さん

 

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手古舞衣装

Posted on May 25, 2020 at 11:34 PM Comments comments (297)
しばらくブログの更新が出来ていない間に、

色々と大変な世の中になってしまいましたが・・

何とか状況に対応しているつもりで、流されている日々であります(^^;)

昨年の事ですが、川越祭りの手古舞の衣装の再生をさせて頂きました。


お母様が子供時代に着ていた
手古舞衣装

その当時刺繍を入れて誂えた
とても思い出のある衣装・・

ちょうど小学生の娘さんに
着せてあげたいという
お話しを伺っていて、
お気持ちがとても伝わりました。

(#^^#)



何とか
着せられるようになれば・・・と
お任せしていただいたものの・・・

時代を経ている為
生地がとても傷んでいたので

どこから手を付けたら良いのやら・・色々考えて

長襦袢なので、袖裏の生地を
利用して、刺繍を移植してみようかと思い・・

とはいえ・・・

これしかないと思いつつも、

ハサミを入れたら最後なので、

なかなか決行出来ず・・





他の仕事をしつつ・・

しばらく眺めて過ごし・・・

寝かせてしまいました・・・
(^^;)

いざ作業が始まると

写真に残す事を忘れて

進んでしまうので、あまり写真が無いのですが・・

すべての刺繍を切り抜いて・・・

糸がほどけてこないように、モロモロ工夫して・・・

この写真のように大きな形は、
中の生地も傷んでいたのと、



生地が重なる事で、違和感が出たので、

この後、
中の生地も切り取り、刺繍部分だけにしました。

袖裏を利用した為、生地が無くなってしまったので・・・

白い胴裏を染めました。
表地の色のような赤ではないのですが・・・(^^;)

全体的に見たら違和感ないような色になりました。

とても良い色に染められたので、
もっと沢山染めれば良かったです。



写真では良く分かりませんが・・

移し終えた後の

刺繍部分です。

貼り付けた訳ではありません。

凝りだしたら止まらなくなり・・・


もはや和裁ではない作業でしたが・・・

20代の頃に日本刺繍を勉強した事があり、思い出しながら・・


色々と

楽しく作業が出来ました。





元々あった
銀色の刺繍の部分は、
痛みがひどく、
再利用できませんでしたが、

少し新しく刺繍を足して、

少し配置も変わりましたが・・・

すっきりとまとまったように

思います。














時間があったら、

依頼がもなくても・・・

我が家に娘がいなくても・・

この経験を生かした

手古舞衣装を作りたいな~と

思いました(#^^#)























































































振袖から訪問着へ

Posted on November 12, 2019 at 6:48 PM Comments comments (0)


振袖の袖丈を短くして


訪問着にお直しさせて頂きました。


振袖の柄にもよりますが、

袖を短くして

長く着用する事ができます。


成人式の時に

お母様が誂えて下さった

思い出の振袖を


                               弟さんの結婚式の為に

訪問着にお直しをして

着用されるという

家族や、想いのつながりを

お伺いし


幸せのおすそ分けを頂いて

暖かい気持ちになりました。



ありがとうございました。

七五三 五歳男児 着物・羽織・袴

Posted on July 23, 2017 at 11:45 PM Comments comments (104)
七五三 五歳祝着

着物・羽織・袴の

揚げと丈直しです。

お父様が五歳の時に

着用されたお着物。

揚げがしてあったのですが、

そのままでは着用できない

大きさでしたので、改めて

揚げをし直しました。


無地羽二重の五ツ紋付

たっぷりの揚げの量ですが、

着物は袴の中に入ってしまうので

着用には問題ありません。

足さばきが良いように

短めに揚げをしました。













熨斗目模様絵羽

五ツ紋付羽織

揚げをしました。

羽織の揚げ、既製品では

あまり見る事が少ない

かも知れませんが、

成長を願う子供物

揚げがある事が本来の形です。

羽織の揚げは、

基本の位置もありますが

絵羽模様の時は

柄を見ながらになります。

羽織・着物供に

袖が角袖でした。

既製品の羽織と着物には

袖の角に丸みがありますが

本来の五歳男児は丸みのない

角袖。

袴の写を撮忘れてしまったのですが・・



上品な色合いの袴で

全体がベージュ色で下の方が茶色のぼかしになっていて、その茶色が

羽織の袖の色を少し濃くしたような色合いでした。

私は日本の色の名前に詳しくないので、

仕立てに使用している都羽根の絹手縫い糸に

色の名前が書いてあり、それには、

袴に使用したのは袴の上の方が「薄香」下の方が「紅鳶」色でした。

袴も裾に揚げをしますが、、生地が堅い事が多く、張りがあるので

揚げでつまむ量が少ないと揚げが立ってしまうので、その際は

紐の所にまつったり、裾をくけます。

今は、既製品はもとより、初めから丈ぴったりに仕立てる事が多く、

揚げをした袴を見ることは、あまり

無いかも知れません。

羽織に揚げをしたのは久しぶりでしたし、角袖の祝着も久しぶりに見る事が出来て

嬉しくなりました。

ありがとうございました。










袖丈直しと裄直し

Posted on February 7, 2017 at 9:49 PM Comments comments (0)
長襦袢

着物

コート

の裄丈と袖丈を

お直しさせて頂きました。

写真が無いのですが、

袖口から着物や長襦袢が
出てこないようにします。

裄は
肩幅をそろえて、
袖幅で調節する方が良いと
思います。


袖丈は

二枚ある長襦袢が、
身長とのバランスが
良かったので
長襦袢を基準に
着物とコートの袖丈を
決めさせて頂きました。

頂いたお着物などを、
少しずつ、寸法を揃えておいて、
いつでも着用できるように、
用意していく・・・。
そんな時間を作る
という生活はいいなぁ・・と

着物も喜んでいるだろうなぁ
と、思いました。

着物が再生されていく
お手伝いが出来ているのは
とても嬉しいです。









お客様とお話しをしながら、

自分がこの数年間
色々言い訳を
自分の中で付けて
着物を着ていない事に
気が付きました・・・・。

今年は着ないと…です。